別居してから、離婚の決意は割とすぐに固まった私。
別居後も相変わらず元夫は自分のことしか考えられないようで、そんな対応がどんどん私の決意を固めてくれました。
しかし、養育費とか慰謝料とかを請求するのかどうか、或いは請求は当然の権利としてするとしても相手が飲む訳ないので、どこまで諦めるのかについてはなかなか自分のスタンスを決められずに居ました。
私が考える理想の子連れ離婚(離婚そのものが理想とかけ離れてますけど)
夫婦は離婚するが、子どものことはできる限り協力する!例えば…
・別居親は、定期的に子どもとの関わりを持つ
・別居親は、子どもの養育費を相当額払う
・同居親は、別居親も子どものことを大事に思っていることを本人にも伝わるように配慮する
・同居親は、子どもの進路やお祝いごとなど、できる限り別居親にも関わってもらえるよう配慮する
・別居親の親族とも交流を持ち続ける(これは親族の理解に依るので難易度高そうですが)
離婚って完全に親の勝手ですもんね。子どもにとったら、「お父さん(或いはお母さん)が離れて暮らしていても、自分のことを大事に思ってくれている親なんだ」ということを実感できる形が良いに決まってます。
私の子連れ離婚の現実
しかし!
もし別居親が子どもに愛情をかけてくれるような親では無い場合、ある程度大きくなるまでは一切関わりを持たない方が良いのではないか、とも思います。
「縁を切りたい」
「会いたいけど、もし(自分が)再婚したら会いたくない」
とかひょうひょうと宣う元夫に、子どもが振り回されて傷つくことは絶対避けたい。
そう思うと、「養育費なんてもらわずに、夫が言うように一切縁を切ってもらったほうが寧ろ平穏で安心なのでは…?」ということはずーっと考えていました。どうせ取り決めても払わなくなるだろうし、実際元夫もそんなことをよく言ってましたから。
でも。大きくなって父親のことを知りたいと思ったとき。せめて、金銭的な苦労はかけたくないと援助してくれてたんだということがわかれば少しは救われるかもしれません。
しかも、養育費は子どもの権利でもあります。私の「もう関わりたくない」という気持ちで勝手に放棄して良いものでしょうか。結婚していたら問題なく選べた進路が、離婚により選べなくなるなんて子どもからしたら理不尽なことですよね。
いろいろ考えた末、養育費は相当額をきっちり請求し諦めないことにしました。裁判となれば、養育費0なんて判決はあり得ませんからね。それくらい、親として当たり前のことだと思います。
そして結局どうなったのか
結果的に、慰謝料は請求額ほぼ満額、養育費は相場から一定の減額を飲む形で支払ってもらうことになりました。
といっても既に元夫から生前贈与として受け取っていたものがあるので、それを返さず養育費の一部に充てることになり、全額を新たに支払ってもらえる訳ではありません。
裁判でとことん争えば、贈与はもちろんそもそも返す必要が無いものですので、それとは完全に別物として新たに慰謝料や養育費ももらえることになります。でも、感情論として「結婚生活が続く前提の贈与だった!」という気持ちもよくわかりますから、それを養育費に充てることに異論はありません。
じゃあ最初からそれを養育費に充てるという話にして、裁判しなくて良かったのでは?という感じですが、元夫は頑なに拒否していたんです。協議でも、調停でも、「贈与ですから本来返さなくていいお金です。でも、離婚するなら返して欲しいという気持ちは理解できるので、これを養育費に充てる形で構いません」と言ってるのに、「先に金を返せ!贈与したんじゃない!預けただけだ!」とか訳のわからないことを言い続けていたので、裁判するしかなかったんです…
贈与分で全額カバーできる訳ではないので、残りの支払いが来月末の予定です。ちゃんと支払われるんでしょうか。
時間はかかりましたが、ほぼ私の想定通りの結果に終わってホッとしています。和解条項に「慰謝料として」とは書かれてませんし相殺という形ではあるものの、慰謝料分の支払いを認めてもらえたことはちょっと嬉しい予想外です。
さて、これから恐怖の弁護士費用(成功報酬)ウン十万円の支払いが待っています。依頼しなければ離婚&養育費の獲得が難しかった訳ですから、立派な必要経費ですね。
貧乏性のワタクシ、数十万の決済は震えます。(ネットで振り込むだけですが!)
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