(ほぼ)母子家庭になって考えた、保険のこと

ほぼ母子家庭生活も3年を越しました。

とても快適に暮らしているのですが、将来の不安が無いと言えば完全に嘘になってしまいます。

私にもし万が一があったら?

「誰がこの子を育ててくれるのだろう?」

そういう意味でも、親が二人いるという状況とは全然違いますね。

 

さて、もし万が一のことがあった場合、養育は実家にお願いするしか今の所考えられないのですが。お金の準備は、前もって私がしておくことができます。というか、しないといけませんね。

実家の親はもう定年間近。これからどんどん嵩むであろう息子の教育費をお願いするわけにはいきませんし、息子にも経済的な理由でいろんなことを諦めて欲しくありません

 

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保険見直し内容大公開!

そこで、別居を初めてしばらくした頃、保険を大幅に見直しました。

私のスタンス

・掛け捨てはあまり好きではありません。

貧乏性ですので^^;

備えるなら貯まる形が良い。もちろん、その分保険料は高くなりますが、保険を使わなくても無くなる訳ではありません。万が一の備えがある貯蓄、という考え方ですね。

預金で貯めるとなると、100万円貯まった時に亡くなれば100万円にしかなりませんが、保険であれば同じ100万円払込した時点で亡くなった場合、保険金全額(例えば500万とか)を受け取れる訳ですから。

 

・医療保険もあまり必要性を感じていません

健康保険があるので高額の医療費がかかることは稀ですし、掛け捨てで掛けるくらいなら貯金を頑張るよ!という考えです。(もちろん保険適用外の治療や、将来健康保険・介護保険の待遇が悪くなるリスクもあります。)

別居前の契約

1.  終身保険

これは二十歳前後の頃から続けている保険。親がかけてくれていて、社会人になった時に保険料支払いを自分に引き継ぎました。

2.  個人年金

社会人になりたての頃に入ったものです。結構返戻率も良く、10年ちょっと続ければ100%を超えるので引き出せない預金のつもりで始めました。

いずれも結婚前の一人暮らし状態で入ったものですが、結婚後も特に見直すことなく続けていました。詳しい友人に見てもらっても、悪くない内容だと言われていたので盲信。 

別居後に見直した契約

1.  終身保険

これは、辞めました。正確にいうと、解約せずに「払済保険」に変えました。
いままで払った保険料から計算するので、元の契約の保険金額から下がりますが、終身保障が続きます。
例えば、500万の保険金だったものが200万の保険金に下がってしまい、特約もなくなりますが、保険料の払込は完了。保障は200万で継続され、解約返戻率も経年で上がっていきます。
すぐに解約してお金を引き出す必要がなければ、この方法が良いと思います。

→ 急な出費(医療費とか…)にいつでも解約可能。万が一の時は、私の葬式も十分出せるでしょう。

2. 個人年金

これは払込含め継続。「今新しく入ったらこんなに良い条件では入れない、止めるのはもったいない!」と外交員さん(複数)に言われました。月1万程度の貯金替わりですね。

→私の老後資金。万が一の時は、息子の教育費にでも。

~以下は、新しく契約した保険です~

3.  終身保険 : 保険金700万

保障は終身ですが、払込は15年で終わるようにしています。その理由は子どもが高校卒業~大学時代の一番お金がかかる時期に負担がかからないようにすることと、もし教育費に充てる等で解約することになっても、返戻率が100%を超える時期が早く損しにくいからです。
その分毎年の保険料負担は大きいですが、家計から捻出するのではなく既にある貯金から振り替えるつもりで契約しました。
保険料総額は450万ちょっと、65歳で解約すると525万程度ですので、定期預金に預けるよりよっぽど良いかなーと。

→私の老後資金。万が一の場合は、これが息子の教育費の主軸になります。

4. 特定疾病終身保険 : 保険金300万

医療保険は必要ない!と豪語しましたが、やはりリスクは減らしたいです。医療保険ではなく、終身(生命保険)に三大疾病の特約をつける形で備えることにしました。保険の効かない治療だってありますしね。これは少しずつ、65歳まで細々と支払う形にしています。保険料が安い代わりに解約返戻率が一定期間とても悪いタイプで、私の契約では75歳くらいでやっと100%を超えます。(低解約返戻金型保険)

→これも、使うことがなければ老後資金の足しになりますね。

5. 家族収入保険(収入保障保険) : 子どもが20歳になるまで10万円/月

これだけは!掛け捨てです。死亡か全身不随レベルの高度障害になったら、残された家族の生活費として毎月決まった額が支払われます*1。毎月2千円程度の保険料。

→万一の場合の息子の生活費です。この収入(月額10万)と遺族年金(月額9万)があれば普段の生活は問題ないはずです。

ちなみに、学資保険は契約していません

教育費を準備する保険、といえば学資保険を一番に思いつきますよね。私は保険を使わずに、普通に預金での貯蓄と、余裕があれば投信などで準備するつもりでいます。

途中でもらえる(プランによる)祝い金も要らないですし、そんなに魅力を感じません。(保険で準備するなら、終身保険の方が制約が少なく自由です。好きな時まで寝かせることも可能です(その分価値は増え続ける))

ただ、私に万一があった場合、貯蓄だとまだ途中で足りない状態だと困るので、3の保険を教育費に充てるつもりで契約しました。

また、貯蓄を頑張ったけどどうしても足りない!なんていう場合も、これを解約(一部でも可)して充てることもできます。

 

ちなみに結婚時に契約していた息子の学資保険、もらえなかった話はコチラ↓

www.harinezumidays.com

 

面倒な見直しですが…

我ながら、結構頑張ったと思うのですがどうでしょう。

いずれも、もし状況が変わって負担が重すぎる!しんどい!となったら、払込を止める(払済保険に変える)こともできますし、最悪解約することだってできます。
一時的なことなら、契約者貸付もあります。

幸い私は友人が外交員をしていて、親身に相談に乗ってくれました。もちろん、自分でも何が良いか調べたり考えたりしました。

 

保険って、複雑でよくわからないし見直すのって大変ですよね。

でも、人生何があるかわかりません。私が側に居れば助けてあげられますが、それが叶わない時が来るかもしれません。そんな時、せめてお金の心配だけはしなくて済むように。今の私にできる精一杯を考えたつもりです。

*1:西島秀俊さんと渡辺直美さんが夫婦としてCMされているものは病気やケガで保障される損害保険タイプでちょっと違います。

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