本人の意思がなければ・・・
行政や支援窓口に、夫のことについて相談した際には、
「本人がカウンセリングに通う等、治そうと努力しない限り」治らないのでは、
と言われ、
私もそう思ったので離婚を決意しました。
その担当者の方たちも、私も、
「絶対治らない」と思っているわけではなさそうでした。
ただし、本人の意識改善は必須。
禁煙やダイエットと一緒ですね。
本人に改善する意思がなければ、そりゃあ無理ですよね。。。
そういう条件の下では、治らないといえるのではないでしょうか。
では、意思を持てば治るのか。
このブログにたまたまいきついて、いくつかの記事を少し読ませていただきました。
筆者の方は、きっかけがあって「加害者となってしまった」方。
改善プログラムに通われたり、努力されているようです。
うちの夫とは、既にもう全く違うのです。
夫は、改善する努力など、きっとしません。
決めつけてしまって申し訳ないけれど、
これまで何度も「上辺の改善約束とその反故」を経た上での経験論です。
本人は心から必要性を感じてはいないし、心から悪いとは思っていないから。。。
何が言いたいかわからなくなってきましたが、
本人に「改善しよう」という意思があれば、改善されると私も思います。
この記事でも同じようなことが書かれていましたが、
様々な攻撃は、
「相手をとにかく傷つけてやろう!」という気持から沸き起こったものではなく、
自分の弱さ故に「うわ、自分が傷つきそうだ!その前に先に痛めつけてやろう!」という自己防衛の側面が強いと、私も思っています。(そして、それは本人も無自覚だとは思います。)
もちろん、そのほとんどは被害妄想というか思いもよらぬところに勝手に反応しているだけであり、
被害者側からしたら、「とにかく私を傷つけたいだけなのだ」としか思えないのですが。
私もそうとしか思えませんでしたし。
なので、この記事で述べられている、
加害者側の安心感、自己肯定感を強めることにより、
改善は見込めるという意見には大いに同意します。
私には、夫に安心感を与えてあげよう、という気持にはもはやなれないし、
そんな懐もありません。
大丈夫だよ、そんなことしなくてもいつでもあなたの味方だよ、
ということは私なりに伝えてきたつもりですが、
夫の深い闇には太刀打ちできませんでした。
そもそも私はあまり感情表現が豊かではありませんし。
その意味では、中途半端に近づいて、結局さじを投げた形になってしまい、
夫の傷を更に深めてしまったのかもしれないとさえ思うので、
申し訳ない気持にもなります。
(だからといって、夫を受け入れる気持にはなりませんけどね。)
同ブログのこちらの記事でも述べられていた、モラハラやDVは人の本質や心の病というより「クセ」のようなもの、という考え方も、私は共感できます。
加害者を正当化している訳ではありません。
加害者になりやすい、危険を大いに孕んだ人と、そうでない人の違いはあるかもしれません。事実、相手が変わっても繰り返すことも多い訳で。
でも、「この人はモラハラだ!DVだ!」と言えるような人間がいるわけではなくて、
そういう言動をとってしまいがちになっている状態。
うちの夫だって、相手が私じゃなかったら、
こうはなってなかったのでは、とも思うのです。
もっと、自尊心を安定させておける、そういう相手がいるのではないか、と。
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